土地の境界確定測量
土地の境界は明確であるべきです。
隣との境目がはっきりしていれば、将来発生する可能性のあるトラブルを未然に防げるからです。
しかし、実際には土地の境界が言い伝えによるものだったりします。
しかも、触らぬ神にたたりなしの格言通り、あいまいなまま放置されていることが少なくありません。
本人が元気なうちはそれでいいかもしれませんが、もし亡くなられて境界が不明な土地が相続の対象になった場合は、トラブルを発生させてしまいます。
また、本人が病気や事故で意思を伝えられなくなってしまった場合も、口約束だと取り交わした内容がわからないので、同様にトラブルの原因になります。
トラブルが発生するのは、土地の境界に根拠が存在しないからです。
土地家屋調査士は、土地の境界に関する資料を調査し、境界を確定するために測量を行い、隣接地の所有者との立ち会い確認をしたうえで、境界標を設置し、境界確定図と境界確認書を作成します。
その結果、誰が見ても土地の境界が明らかとなり、売買や相続を支障なく行えるようになります。
地積更正登記や土地分筆登記の際も、境界確定測量が必要です。
確定した境界に基づいて登記を行うからです。
土地の境界についてのご相談も承っております。